2022年2月12日(土)

親愛なるご先祖様

私は今、中学校の歴史のクラスでジェンダー問題について学びました。
そして学習した内容のレポートをご先祖様に手紙を書くという形式で作文しています。
100年ほど前の世代では、ほとんどの人の外見で女性、男性の区別ができたとのことです。
たとえば髪に関して、女性は基本的に長め、男性は短め。
お化粧をするのは女性など。
私が生きている現代では基本的に自分が男か女かを他の人に明かすことはありません。
プライバシーだし、知られること自体が恥ずかしいことなのです。
もちろん誰からも私が女性か、男性か聞かれたこともありません。
そんな質問は完全にセクシャルハラスメントです。
私のママですら、私が男か、女かも忘れていると思います。
でも私はママの性別調べていて、男ってこと知っているんですけどね。
だから私の友達は女性なのか、男性なのか、知りません。
1世紀前の人の立場になってみると、現代の結婚の制度が気になると思います。
先生もこの点に関しては詳しく説明してくれました。
昔は見た目で性別がすぐわかり、異性同士で結婚していました。
異性同士での結婚が大前提なんですね。
今は、同性だろうが異性だろうが結婚できます。
場合によっては結婚直前まで相手の性別が分からないことも多々あります。
そんなこと、気にしていないのです。
遺伝子バンクもあるので、同性でも異性でも子供は持つことができます。
異性同士の場合は、男性の遺伝子を注入し、女性の体を介して出産することもできます。
でもそんなハイリスクなことする人、今ではほとんどいません。
痛みを伴うし、万が一かもしれないけれど、死亡するおそれもあります。
今では体外受精後、胎児はカプセルで成長させることがほとんどです。
でも実は私は女性にすごく興味があるんです。
恋人は女性希望なんです。
かなり特殊と思っています。
これってたぶん本能なのだと思う。
もうこの文章が完全にハラスメントですね。
このレポート提出できなさそう。
性別に無関心な世界、
自分の意志ではなく設定された性別にとらわれて生きていく世界、
どちらが良いのでしょうか。

2122/02/12 ハイジ

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